日本の憲法

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国体観念と並ぶもう一つの柱

さて、明治憲法の成り立ちについて説明するにあたって、次に見ていくのは「立憲主義」に基づいた明治憲法の特色についてです。既に説明したとおり、明治憲法というのは絶対主義的な国体観念と、近代立憲主義の考えを共に結びつけることを最大の目的としていたため、こちらの観点からもどのような特色があったのか見ていかなければその本質に辿り着くことは出来ません。明治憲法は、中央集権でありながらも、個人の権利や自由は認めており、保障しようという姿勢をもっている近代憲法と共通した特徴を備えていました。しかしながら、それらの権利や自由が天皇によって与えられたものである、という規定が、他国のものとは大きく違っていたということが出来るでしょう。さらに言えば、それらの権利や自由に対しては法律の留保がふされており、これらの権利は近況勅令や非常大権などの発令があれば、逐一制限される可能性をはらんでいたと言えます。さらに言えば、権利侵害への救済措置というのの規定についてもあまり十分なものとは言いがたく、そういった意味では「立憲主義的憲法」としての立ち位置は多少揺らぐものであったということも出来るかも知れません。さて、このような立憲主義に基づく明治憲法の特色として紹介するのは「権力分立」「議会制」「法治主義」の3つについてです。それぞれ、現代の日本国憲法にも当然のように存在している柱でありますが、当時の明治憲法・大日本帝国憲法に置いては一体どの程度の保障が為されていたのか、それらについて見ていきたいと思います。

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